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【AITOKUスポーツフェスティバル盛大!①】(9/19)

 毎年熱く語っております、愛徳学園が世界に誇る学校行事・小中高合同体育大会が今年はさらにビッグイベントに進化しました。幼稚園の参加は年中組のダンス等の部分的参加という形ですでに昨年度から始まっていましたが、今年からは愛徳幼稚園と神陵台愛徳幼稚園の全園児が参加するということが実現したのです。
 年齢差が大きいですから、できることは限られるのではないかと思われがちですが、そこは知恵とアイデアです。集中力が続くように幼稚園児の演技等はできるだけ中央に固めて午前までとし、その分中高生のいくつかの演技を午後に回し、これまで実施していた種目を減らすことなく実施することができました。この日のために、1学期から幼小中高の担当者でミーティングと議論を重ね、全員が安全で満足できる形を考えてきました。もちろん改善点はあると思いますが、当日の園児・児童・生徒たちの一所懸命な姿と笑顔を見ると「成功」と言えるでしょう。今後しっかり振り返りを行い、今年実現したことだけに満足することなく、さらに来年はもっともっと前進するように様々な角度からご意見を集めたいと思います。皆さんもお気づきの点があれば先生たちに気軽にご相談ください。
 さて、それでは競技ごとに振り返ってみましょう。

1.ラジオ体操(小中高)
 いつも思いますが、2番目の「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」では全員がかかとをつけてひざを曲げ、体を伸ばします。この姿は本当に美しい。小中高全員そろってラジオ体操をしている横で幼稚園児たちは先生たちに合わせて準備体操しているのもかわいいですね。
2.走れ愛徳っ子(小学校高学年)
 私はよくグラウンドで小学生と遊ぶのですが、いつも一緒に遊んでいる小学生たちが何やら真剣に、しかし笑顔で全力疾走する姿は胸を打ちます。学年が上がるにつれて、よりスピード感を増し、たくましく走り切っていました。
3.百足競走(中高)
 足をひもで結ぶ愛徳学園版「ムカデ競走」ですが、よく見るとあちらこちらに昨年の出場メンバーがムカデ構成員として並んでおり、もはやこのレースはムカデに命を懸けたその道のエキスパートたちの激しいデッドヒートの様相を呈していました。これにタイム測定を加えればもうひとひねり競走に激しさを増すのではと一人あらぬことを考える私でした。結果は昨年からこの競技に執念を燃やす高1がトップ、次いで高2→中3→高3→中2→中1でした。昨年6位で会場の大きな拍手をもらった66回生が順位を一つ上げたことは感動的でしたが、今年も最後まで堅実に走りきった中1がゴールする時の会場全体の拍手が本当に温かく、胸がいっぱいになりました。
4.全集中(年中+小学校低学年)
 すべての思いを自分のレーンに集中させ、小学校低学年が直線距離でスピードを競うこの競技に今年から幼稚園の年中園児も加わり、競技場は熱気で包まれました。幼稚園児のゴールの先には担任の先生たちが待ち受けており、ゴールするや否や先生に抱き着く園児たちは本当に先生たちのことが大好きなんだと、その美しい光景にしばし時間を忘れました。中高生のお姉さんたちが園児・児童たちに惜しみない拍手と声援を送っている姿もいとうつくし。あ、思わず古語になってしまった。
5.ペアで5GO‼(中高)
 前日に出会った生徒に「明日はどの種目に出ますか?」と聞くと、この競技の出場者は決まって「ペアゴー」と言いますので、この競技のオフィシャル略称は「ペアゴー」であると理解。網くぐり→デカパンレース→背中でボール競争→二人三脚と、レインボープログラムの「問題発見・解決力」が問われる知的競技ですが、高3と高1の同着1位には感動しました。高3は昨年もこの競技で他学年を抑えてぶっちぎりの1位でしたので、62回生の魂をかけた競技と総括することができるでしょう。高3高1の後は中3→中2→高2→中1と続きますが、ここでも中2の成長ぶりが際立っていました。
6.ダンス「ライラック」(小学校全)
 昨年の「ソーラン節」から今年はフラッグダンスと、一気に華やかさを表現してくれた小学生全員の「ライラック」。高学年の黄色のフラッグと低学年のピンクの布のコラボレーションが非常に美しく、また表現力も豊かで優しさに満ちていました。息の合った6学年の全員ダンスはおそらくかなりの時間をかけて練習を重ねたことでしょう。
7.Hurry Up ‼(中高)
 一般的には「借り物競争」のことですが、より急いで課題を解決せねばならないのでこの名称がついたのでしょう。楽しい競技の最中に、どこかで悲鳴が聞こえたのですが、気のせいでしょうか。今年も私は「お題」に登場。なんと、サイズの合わないハロウィンコスチュームに身を包み、坂口さん・西本さんと仲良くゴールすることになりました。着るのに苦労しましたが、脱ぐのはもっと大変でした。結果は1位が高2、2位は高1と中3、4位は高3、5位が中1と中2でした。経験をつんだ中1と中2は来年はかなり期待できそうです。
8.天までとどけ(年少以下+小学校低学年)
 今回の玉入れ競技は年少児だけでなく、そら組みやひよこ組も参加しての一大イベントです。もちろん小学生が競技する時は園児よりもかごの位置を高くするのですが、そうやってみると低学年の児童もすっかりお姉さんですね。さすが全学年が集ってのスポーツフェスティバル、新発見の連続です。勝敗はわずかの差で白組の勝ちでした。
9.ビッグボール(幼小中高)
 やはり今年もこの競技が大玉、いや目玉競技といえるでしょう。なんといっても全園児、児童、生徒が紅白に分かれて目玉、いや大玉を転がすのです。大玉は小学校の高学年に差しかかると地面から頭上へ移動させ、ここから落ちないように前へ送るのですが、これがなかなか難しい。2回戦行い、1勝1敗の引き分けです。来年は先生たちも入ったらどうでしょうか。
10.応援合戦(中高・小6)
 中高だけでなく小学校からは6年生の紅白2チームが参加する8組の応援合戦は見ごたえ十分で、会場のボルテージはすでに最高潮。年々アイデアが光り、高いクオリティを誇ります。6年生は王道のダンスで学年のまとまりを見せ、中学生は気合いとキュートさをバランスよく表現、高校生はアイデアとプライドがぶつかる真剣勝負となりました。審査員としての私のコメントを極秘に紹介すると、
(中1)入退場がダントツでした。この姿勢を続ければ愛徳学園に新しい「行進」の歴史を刻むでしょう。中学1年生らしい元気さと統一感がすがすがしかったです。
(中2)昨年からの成長が目覚ましく、力強さが表現できていました。特に観覧席を味方につけたアイデアと準備に脱帽です。きっと夜ご飯は焼肉をゲットしたことでしょう。
(中3)AKBのかわいらしさと65回生のたくましさが見事にコラボレーションしていました。明るさと笑顔に学年らしさがよく表れていました。
(高1)何よりも笑顔が素晴らしい。ラインダンスには度肝を抜かれました。退場まで「Theタカラヅカ」を貫いてくれました。音声トラブルにも動じないメンタルの強さとプロ根性も見事でした。
(高2)昨年のキュートな「ずっきゅん」に続くプリティ路線でキメに来ました。後方で踊る担任団の方がハードなダンスパフォーマンスに見えたのは私だけでしょうか。YDG復活は喜ばしいことです。
(高3)気合いと気迫に感服感激しました。「長女が伝統を創る」を証明しました。受験生が筋肉痛をものともせず連日激しい練習をやり切ったところに62回生の熱い魂を見ました。
 結果は優勝が高3、準優勝が高1でしたが、どの学年にも優秀賞をプレゼントしたいです。
11.パラバルーン(幼)
 今年の大注目演技が愛徳幼稚園と神陵台愛徳幼稚園の2つの幼稚園の園児が披露してくれたパラバルーンです。幼稚園の運動会では観客の心をつかんで離さない盛り上がり演技ですが、この二つの幼稚園がたった1回の合同練習で完璧に調和していたのは、さすが愛徳ファミリーということができます。昨年同様「愛徳幼小中高ワンチーム」を実感しました。

後半』に続きます。

(校長 松浦直樹)

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